2002年8月3日(土)〜25日(日)

六甲アイランド
マリンパーク南端遊歩道

堀尾貞治・麻谷宏・宮崎みよし・福井恵子・平井勝・
篠原克治・奥村誠・たてまつふみこ・松井耕平・山下克彦
國府理・坪田昌之・坂出達典・上村亮太・崔石鎬・
植松琢磨・鄭鍾考・和田幸三・中橋健・嘉月正忠・
尾崎実哉・中田佳子・谷中亜紀・森村誠・
西島一洋・白井廣美・季勝利・高谷和幸・小池照男・
大西高志・沖中格・窪田順・清水公明・任正赫
黄賢秀・東山嘉事・人唄電撃

2002.8.10. 神戸新聞  六甲アイランド現代アート野外展
くりかえしの中のキラメキ
ほおずきからのびた鎖が地中にもぐり、その先から芽を出しています。
植物は消滅という「死」と、それを栄養に生まれ、そして育つ「生成」を
繰り返しています。
人間の手が加えられなくても「自然」にそれは育ってゆく。
生きている時の姿を、
枯れてゆく時の姿をカタチにしました。
ほおずきを手にとって太陽にあててみて下さい。
そこに何が見えますか?どんな表情が見えますか?
真夏の太陽の下で、初めての野外展。
夏の植物で今が旬なほおずきは1ヵ月間、
展示されました。
真ん中には太陽の光にきらめくビー玉とほおずきの
2種類を入れました。
ビー玉は太陽にあてたりすると
視覚的にすぐきらきらしているのが誰にでもわかるもの。
ほおずきは本物をいれることにより、ここには生きている植物が
入っていること
どんなに光るものよりも、生命の力強さを
命のきらめきを感じることができるようにと思いを込めて。
時間を止めないで、どんどんと変化していく作品達。
それは自然(雨・風・太陽)によって変わったところ。
人の手にかわったところと色々ありました。
野外展をして一つ思ったこと、やっぱり植物は野外に
展示したほうがイキイキしているように見えたこと。

保ち続ける形より、変化し続ける形に魅力を
感じるようになったこと。

いろいろと心境の変化のあった展覧会でした。
第9回六甲アイランド
現代アート野外展