谷中亜紀・大西昇子
《ふたりてん》のびる
2003年3月15日(土)〜28日(金)

Gallery six months(箕面市)
今回の展覧会は私にとってははじめての2人展でした。2人で1つのギャラリーという
空間を共有する。
2人の作品がどういう風に溶け合う、またはぶつかり合うのか
ある意味チャレンジ的な展覧会でした。場所も阪急桜井駅からスグのスーパーマーケット内の
ギャラリーなのですが
ふつうの店舗(となりはお惣菜やさん)と並んでいて
「え?こんなところにギャラリー?」といった感じの不思議な空間です。

「個展」とはまた違った空間。今回は楽しく発見のできる展覧会にしたいと思っていました。
自分の表現をつきつめる。伝えたいことを伝える。
それも大事なことですが、
遊びゴゴロも大切にしたいと思っています。
なんでも、楽しくなきゃ。苦しみながら作品を
作っていたら良い表現なんて生まれません。
一人で制作していると、ちっちゃくちっちゃく
なっていくのがわかります。
視野を広げる為に、これから続けて行くために
こういう展覧会も
大事にしたいと思いました。
つくしが「のびる」。冷たいコンクリートの床から芽を
だしています。
駅からの抜け道になっているので
通りがかりの人の反応が楽しいです。
今回はつくしシリーズ。野外展示は
やったことはあるのですが、室内は初めてです
かたつむり。。。殻はフランスから直送の本物の
エスカルゴです。カタチをジッとみていると本当に
不思議な生き物です。触角が面白いように
スルスルと「のびる」ので作ってみました。
今回、持ってこれなかったwire tree。今は三宮の
GREEN HOUSEという
お店にいるので
今回は写真&コラージュで出品。
現在も少しづつのばして(成長して)います。
大西さんの作品は「ゴム」を使った作品です。今回のテーマはのびるですがゴムはやわらかくて
伸びるもの。でも私のワイヤーは素材自体は固くて伸びないもの。
でも両方ギャラリー内に
きれいなお互いの「線」を伸ばしていました。
いい感じに溶け合っていたのかもしれません。
初日は大西さんの参加型のパフォーマンスもやりました。よく、昔はゴム鉄砲とか
やっていたのですが、今はめっちゃヘタです。
大西さんと2人で
親指をゴムでバチンと撃ってもがいていました。
やっぱり子どもは上手です。