−秘宝部屋−展

谷中亜紀・森脇正奈・岡田典子・池内史・さかきあゆみ
2003年6月30日(月)〜7月5日(土)12:00〜19:30

ぎゃらり かのこ

大阪市中央区千日前1-2-6 【TEL】06-6214-2595

6/30 スペシャルゲストナカタバニーの出張カタドリパフォーマンス
6/30〜7/4 16:00〜 押入れにて作品上映
           

今回のかのこの作品は、何度かギャラリーに足を運んで生まれてきたイメージを作品にしました。
このギャラリーは和室という独特な雰囲気があるので、グループ展ということで
それぞれが気に入った場所で部屋のパーツに作品を仕込むといったようなインスタレーション的な
展示となりました。私が気に入った場所は「縁側」。昼間は自然光が入り込んで「逆光」に
なるんです。そこでその「逆光」を利用して、影を意識して細いワイヤーで木の枝を作り、
丸い球体から生えているイメージでこの作品はできました。苔玉とかつるして育てる
植物がありますよね。あのイメージに近いかもしれません。
見に来て下さったお客さんの反応を聞いていると「植物というよりも、もっともっと小さい
細胞のような感じがする」とか、「花火みたい」という意見が多かったです。
確かに、細胞っぽいかも。どんな展覧会でもこういう意見が聞けるということが貴重ですよね。自分
ひとりで考えていると頑固になるというか、一定方向からしか作品が見えなくなっているので
とてもありがたいコトです。発表することが重要なことであると実感しました。